優也…

「ごめん。ちょっと、優…じゃなくて紅田くんが…」

そう言った私に加奈は黙ってうなずく

全てをさとってくれたようだ


「いってくるね!」

ガラガラ…


私は廊下を走る優也を必死に追いかけた