ある日の帰り道、校門を潜って自分の家の方に曲がった時、前に黒塗りの車がとまった。
ガチャッ。
『天王寺 千鶴様ですね?』
なにこの、いかにも怪しいですみたいな感じ……
『そうですけど……?』
『では、ご同行願います。』
え?
断る暇もなく車に入れられるハメに。

30分ほど、車に揺れていると、白い掘っ立て小屋のような建物が……
そこに書いてあるマークにどこか見覚えがあった……。
だが、その時また、自分のせぃで事件が起きるなんて考えてもみなかった……。