青い空。
傷一つない雲。
夢を持つ人だけに光をそそぐ太陽。
全てが目に入るたびに不快感がつもる。


今日から私は、この松村高校の生徒。

かと言って、学校に行く気などさらさらない。
私は、暴走族『陽炎』の15代目総長。
全国トップの位置にあり、私が現役の時は私は、紅鸞と呼ばれていた。
ある事件がきっかけで引退し、遠く離れたこの地に移り住んだ。