実はこんなに愛されてましたっ☆ Ⅱ


翔太side

あー。
ほんと菜緒可愛すぎ。

「ほんとにありがとな」

菜緒はもう風が好きだと思ってたから...

「こっちこそっ!」

「じゃあ、風たちと合流するか」

これ以上2人になったらこの人混みの中で何するか分かんねぇし。

「そ...そうだね。
ねぇ...っ!」

「ん?」

「このあと時間あったら翔太の家...
行ってもいい...?」

おい。
マジ可愛すぎるだろ...

耳まで真っ赤なんだけど。

つーか、俺の家とか何するか分かんねぇんだけど。

「いいけど」

一応平然を装って言った。

「ほっ...
ほんとにいいの?」

「ああ。
その代わり何するか分かんねぇよ?」

「へっ...⁉︎
何するか分かんないって...
私達まだ中学生だよ?」

「嘘だよ。ばか」

嘘かどうか分かんねぇけど。