実はこんなに愛されてましたっ☆ Ⅱ


教室に戻るとやっぱり女子からの視線が痛い。

「菜緒〜!
風に何話されたの?」

やっぱり聞くと思った。

「ん〜、告られた...」

「はぁ⁉︎」

「ちょっ!
声でかい!」

そんな大きい声出したら気づかれるかもしれないじゃん。

「でっ⁉︎」

あ...そうか。
瑠璃架は私が告ったこと知らないんだった。

「それでって...
無理って言ったけど...」

そりゃそうでしょ。

「はぁ...羨ましいわ...
学年2トップに好きになられるとか...」

「うっ...」

そこ突かれると痛い...

そもそも、何で私なんかがいいんだろ?

「はぁ...
ほんとに菜緒は無自覚だね...」

「へっ⁉︎どこが⁉︎」

私、自分が可愛くないことくらい分かってるけど...

「ま、そこがいいんだろうけど」

はぁ...
意味不明です...