実はこんなに愛されてましたっ☆ Ⅱ


「うっ...っ...うっ......」

「菜〜緒!
そんなに落ち込まなくても大丈夫!」

「うっ...だってぇ...」

次から次へと溢れてくる涙。

「翔太くんだってなんか訳があったかもしれないじゃん」

そうだけど...

だってあの子、思ってた以上に可愛いんだもん...

...もう授業始まるから泣き止まなきゃ。

「ありがとね、瑠璃架」

「えっ?
あ、うん。
私でよかったらいつでも話聞くから」

「うん...」

ほんとに瑠璃架がいてよかった。
ほんとにありがとう、瑠璃架...