それから、1回別れた。あいつと。
彼めっちゃ嫉妬深くて。息がつまりそうで。
「あんたそれ。まだ幼馴染が好きやったん?」
「違う。でも、だんだん苦しくなってきた。」
「はぁ~贅沢やろ。私は彼氏おらんかったのに」
「私はおったけど。」
「ってわたしが紹介したやろ」
「あいつの紹介で。」
「そうやった。今じゃ私のだんな様」
「そうやったね。あんたら10年付き合ったもんな」
「うらやましい・・・明日の結婚式でみつけるわ。」
「言うの忘れてた。明日は既婚者ばかり。」
「未婚者は2次会やで」
「じゃ明日は収穫なしか」
「不倫する?」
「やめてくれ・・・私の結婚式つぶす気か」
「不倫なんかせえへんわ。って話が脱線してる」
「あっ。してもいいのに・・・」
「これ以上突っ込まれてもこまるし・・・」
「あほ。きょうはとことん聞くからね。」
「勘弁して・・・」
「今晩は深酒しそう。」
(二日酔いの花嫁になりませんように・・・。)

ほんで、高校3年生。就活が始まり、お互い別の道へ。
遠距離恋愛をすることになる予定でしたが・・・・。
連絡があるたび、いつ、どこで、誰と、どうした。と
聞くようになり、いい加減にして!と言ってしまった。
それで、まだ好きじゃなかったけど、好きな人ができたと言った。
「あ~あいつね。」と声を合わせて言ってきた。