「こ、これは?」 私がそう聞くと、ゆうママが優しい顔で言った。 「悠哉からの手紙よ。あの子、遠距離だからいつ何が起きるか わからないから。ってもしもの時にこれを茉奈ちゃんに 渡せって頼まれてね。」 ゆ、悠哉が?ゆうやそんなこと考えてたの? こんのおバカさんっ!でも、何も言われなくて逝かれるよりは ましかな。 「ゆうママありがとうございます。」 「いえいえ。じゃあ私は行くね。」 「はい!」 そうして私は自分の家に帰った。