キーンコーンカーンコーン。

正直、午後の授業の記憶がなくて、もう放課後。


部屋に帰っても園花に会うだけだしなー。
ふと廊下で見慣れた女の子が1人で歩いてるのが見えて。


気づいたら体が動いて、その女の子の腕を掴んでいた。


「…蓮?」


「……えっと…」


「久しぶりだね。」



なんだろう。

こんなに近くにいるのにとても雅が遠く見える。
どこか遠ざけられているような。


「蓮?どうしたの?」

「あの男、誰。」

違う。こんなこと聞くはずじゃないのに。

「あの男…?」


「食堂にいた…」


「ああ。青葉ね。
あたしのクラス日転校してきた子で、中学が一緒だったの。」


「それだけじゃないだろ。」


「…元彼だけど。」


「ふぅん。」