「久しぶり。雅。」
サーっと血の気が引いていくのがわかった。
あたしは顔を見なくても声の主を知っている。
それは転校生。
そうじゃなくて、この転校生の名前を。
そして、この人が何者なのかを。
顔をあげる。
けれど、顔は見ない。
「…青葉」
「これから、よろしくな。」
それだけ言って隣の席に着く。
ありえない。
なんで?
なんで青葉がいるの。
周りからは
雅ちゃんの知り合い?
付き合ってたのかなー?
やっぱり城ヶ崎の周りはイケメンぞろいだな!!
なんて聞こえる。
青葉1人だけでも注目されてるのに、それにあたしを巻き込まないでほしい。
