ライブも終わり一足先に部屋に戻って、さっきもらったCDを見る。
そこには
"蓮へ。 いつも ありがとう!!これからもよろしくね☆ 雅より"
好きなやつにこんな書かれたら誰だって嬉しいし、幸せなはず。
なのにとても辛い…。
「雅の手料理、食いたいな…」
ここを出て行けば当然、雅の手料理は食べられないから。
最後に無理を言って作ってもらった。
美味しいのに、大好きな雅の手料理なのに、塩味が強いのは涙のせい。
彼女に気づかれないようにこっそり泣いてしまった。
雅に、部屋を出ていくって言った時
"行かないで"
って引き止めてほしかったけど、そんな淡い期待も虚しく散った。
あいつにとって俺はただのルームメイトという存在でしかないってことだよな。
まあ、こんな成り行きってことだ。
