「あたしの彼氏になってよ。
そしたらこの写真はフィルムごと蓮くんにあげるから。」
「無理。」
「じゃあ、残念だけどこの写真はマスコミに送るね。」
「待てよ…。」
「あたし、絶対に城ヶ崎雅なんかよりも蓮くんを幸せにできる自信あるから。」
「…。…る。」
「え?」
「…お前のかれ、彼氏にな、…る。」
「ほんとに!?やったぁ♡♡」
「だけど、蓮って呼ぶなよ」
女で蓮って呼んでいいのは雅だけだから。
「蓮くん、でいいんでしょ?あたしの名前知ってる?」
「知るわけねぇだろ」
「あら、残念。
あたしは流川 園花(Sonoka Rukawa)。園花って呼んでよ。」
「園…花。」
「あとさ、せっかくカップルになったんだし相部屋にしようよ!!」
「お前の部屋がいいなー」
「ほんとに!?♡うれしいっ。
じゃあ明日にでも荷物運んでね♡♡」
「明日でいいのか?」
「どうせ今日はDreamersのライブに行くんでしょ?
せいぜい好きな女との最後の夜を楽しむことね。」
中庭を去っていく流川…いや、園花を見ていても考えるのは雅のことばかり。
