「あはは。なぁ、モカ」
なにがそんなにおかしいのか、ひとしきり笑ったあと、ふいに私を呼んだ卯月くん。
「っ、な、何」
「今度ふたりで飯でも行こうぜ」
「っ!!??」
え、え。
えええええっ!?
「こ、こここここの流れで、どうしたらそんな話になるんで……、なるの!?」
混乱しながらも、再び敬語になりそうになった語尾を慌てて直してたずねる。
そんな私の慌てっぷりにも、卯月くんはまた笑う。
「や。なんか、いいなぁって思って」
「!?」
い、いいなぁ!?
なに、それ!?
「理解できない?」
首をかしげて訊いてきた卯月くんに、勢いよく縦に何度も首を振った。
理解なんてできないよ。
できるわけない!!


