俺様けだものご主人様

***


「しっ…失礼します。」



「入りなさい。」




私はその声を合図に部屋に入る。





そこにいたのは、白髪に優しい笑顔を浮かべる、ふくよかな体型のお爺さん。





……この人がじいや……?




なんだかイメージと違って、優しそう……。





「あっあの…わっ…じゃなくて、わたくしっ…」




後ろからツン、と坂本さんにつつかれる。





わ…わかってるって………。