「ささっ、つきましたよ。[類]さま。


降りた降りた!!」




「ちょっと待ってよ、執事の服、動きづらいんだもん……。」




胸に巻いた包帯が邪魔。邪魔。邪魔ーーーー!!




私はイライラを投げ捨てるように勢いよく車を降りた。




そして前を向くと………




「うわぁぁぁぁぁぁ……………っ」




大豪邸が私の前に姿を現した。