よくよく考えたら、しおりが本当に男性恐怖症なのかもあやしい。
本当は俺みたいな女耐性のないやつを陥れるサクラだったりする可能性も十分ある。
だいたいこいつの俺に対する近づき方はなんなんだ…。
どう考えても怪しいじゃないか。
「どうしましたか?圭一くん、恐い顔して。」
「え?あ、いや、ごめん、スキルポイントのことは、恥ずかしいし内緒かな(笑)」
俺は騙されるわけにはいかない。
花蓮のためにも。
しおり「このスキルポイントって、上昇や下降するんでしょうかねえ。どうすれば上がるんだろう…。」
上がる…、か。ますます怪しいや。
紀之のポイントでもあげる気なんだろう。
「そのポイントも怪しいもんだぜ。花蓮や美緒みたいなやつでさえ高得点なんだからな。大方政府の気まぐれなんじゃねえの??」
「そんなことないですよ!圭一くんは正真正銘の高得点だと思います!もちろん慎二くんも!」
俺はそんな会話を楽しむことはなく、家に帰ることにした。
周りが敵ばかりに思えてきた。

