「…なら、
 
 麗に会わせて欲しい」


頭を下げる二人に、
悠さんはそう言った。


「もちろん麗が素直に
 俺たちに会ってくれるなんて思ってない。

 …だから、
 俺たちが白龍に入れるように
 協力して欲しいんだ」


「白龍に入るって、
 
 それってつまり
 黒龍が白龍になるってこと?」


遥の質問に


「(仮)だけどね。

 変装して白龍に入れば、
 麗の本当の気持ちを知れると思うんだ」


悠さんは答えると



「協力してくれる?

 白龍さん」


二人に答えを求める。