「…行かなきゃ…、」




あたしを悲しませるのも
笑顔にするのも"黒龍"だから。


涙は溢れて
止まることを知らないけど、




あたしはもう"白龍"であって
"黒龍"ではないって。




そう言い聞かせるしかないんだ。









ガチャ…、





重たいドアを開ければ
そこにはきっと


笑顔のあたしが居るから。