そんなあたしを見て、 「…塗れない理由でもあるの…?」 伊織は悲しそうな顔をするから 「っ!?…、」 あたしはまた黙り込むことしか出来なくて。 「…麗?」 心配そうにあたしを見つめる凪や 下っ端に申し訳ない気持ちでいっぱいになり、 「…ごめん、 今はまだ、 そのマニキュアは受け取れない…」 正直にそう言うと 「…どうして…っ、」 更に悲しそうな顔をする伊織。