気づけばあたしと悠さんを囲む黒龍の仲間たち。 「っ、…総長…」 声の方へと視線を移すと、 「ずっと、待ってましたっ…!」 ポロポロと涙を流す竜聖の姿。 そして、 「馬鹿野郎っ!! 遅すぎる、どんだけ待たせるつもり?」 両目いっぱいに涙を溜める浩貴。 幹部以外のみんなも、 笑顔であたしを見つめる。 みんなの顔が見たいのに、 涙で良く見えない。 「…みんな、っ」 それに加え、 うまく言葉が出てこないあたしの背中に 悠さんは手を添える。