「白龍総長を選んだあなたを、 黒龍のみなさんは どう思うでしょうかね…。 今のあなたに 黒龍を語る資格なんて ありませんよ?」 …っ! 「…っ、そんなの…」 崎沢の言葉は、 今のあたしには どうしようもなく痛くて。 何も言えなくなってしまう。 「…麗さん、 あなたはもう 黒龍総長ではないんです」 そう言った崎沢から 笑顔が消え、 その瞬間… 「…っ!?」 耳に激痛が走る。