–––… なぜか騒ついている倉庫。 嫌な予感がするのは、 きっと、体調のせい… … そう自分に言い聞かせ ゆっくりと扉を開けると、 「…麗!!」 動揺した伊織が すぐに駆け寄ってくる。 「闇天狗が…! …黒龍倉庫に!!」 その言葉を聞いた瞬間、 ズキズキと痛んでいた頭が さらに悲鳴をあげる。 …体調のせいじゃなかった すーっと流れる汗は、 暑さからではなく 紛れも無い冷や汗。 「なんで…っ…」 体調の悪さに加え、 伊織の言葉にどんどん真っ青になっていくのが自分でも分かる。