伊織を残し、部屋に戻ると 「…っ、…」 また零れた涙。 黒龍、黒龍って、 伊織はどんな気持ちだった? いつだって黒龍が一番で、 自分のことが一番で、 全然白龍のこと考えてなかった。 伊織が、凪が、 どんな気持ちでいるのかなんて考えてなかった。 伊織の笑顔を見た瞬間、 泣きそうになるのを堪え 無理やり作った笑顔を見た瞬間、 そんな顔させたい訳じゃないんだよ。 「…ご、めっん…、ごめん……」