教室に入ると紗南が寄ってきた 「2人で遅刻とかどーしたのー?」 「少なくとも紗南が考えてるようなことはない」 「なーに、冷たいなーもー、」 席に着くとあたしの机に顔を乗せて紗南がしゃがみ込む 「ちゃーんときいてるってば。 珍しく相模くんから連絡きたからねー 佐月が倒れたって」 その言葉にぱっと視線を紗南に向けた 「相模くんにしちゃ珍しく慌ててたよ」 そういって楽しそうに笑った 横目で相模を見るといつも通りの彼がそこにいた。