「あ、千紘くんおはよーっ」
「ああ、おはよう」
駅からあたしと悠太と3人来た相模
教室についた途端これだ。
「あ、瑠夏ちゃんもおはよっ」
なんて可愛い笑顔を向けられる
どうして同じ女でこんなに…涙
おまけ扱いされても許せてしまう
「はあ…」
「前も言っただろ、老けるぞ」
またしても横からそんな相模の声。
「うるっさいなー
相模に関係ないでしょー?」
気だるく項垂れながら横目で相模を見る
「朝からため息吐かれると不愉快だ」
……このやろう。
相模とは逆側に顔を向けてふて寝した
「えーそーなのー?
あ!これねー……」
横で嬉しそうに相模と話す亜美ちゃん
なんとなーく見ていられなくて席を立つ
「なんか、平戸すげえな」
後ろのロッカーにもたれてると悠太がきた
「あの千紘とあんな話してんの」
聞いてもないのに解説を加えてくれちゃう。
「…そーだね」
そういってからだを動かす
「は?え、どこ行くんだよ」
「んー保健室」
そういって保健室に向かった

