付き合う→結婚

図書室がある北棟を出て、教室がある西棟に向かう途中の中庭で私は足を止めると


「ハァァァ~………」


図書室で吐き出せなかったため息をついた。


ため息をついてもスッキリしないし、幸せが逃げていくかもしれないけど、それでもつきたい気分だった。



どうしよう……。


結婚を意識させる方法は全部失敗しちゃったし、圭太はもうしないで欲しいみたいだし…。



「新井先輩」


後ろから声をかけられ、振り返ると



私にお辞儀する土屋正男が居た。