「無視した?     あのクソ真面目な土屋正男が?」


「…うん」


昼休み。


フードコートで昼食をとっている中、私は静に2時間目の休み時間に起こった出来事を話した。


すると、普段あまり表情を変えない静が若干目を見開き、驚きの表情を浮かべた。


かなりびっくりしたみたいだ。


「桃子の勘違いじゃない? 土屋正男が無視なんて…」


信じられない様子の静。



私も信じられなかったけど


「あの時、確かに私が言おうとしてる所を見てた」