「「キス!!!」」

「口と…口?」

「うん……」

「マジか!!」

「マジです……」

「演劇部の練習を頼まれて、相手役をやってたらしいんだけど、キスシーンがあって……」

「それで本当にしたの!!!」

「したくてしたわけじゃなくて!
間違ってちょっと……触れ合っちゃったみたい……」

「相手役の女がそうなるように仕向けたんじゃないのか?
どう見ても土屋に気があるもんな」

「そりゃそうでしょ。
土屋正男だもん!!」