「そっか……」 好きですか……。 「あっ…奪おうとか、思ってないですから!」 「うん。分かってる。 嫌いにならないでくれてありがとう」 土屋くんに笑顔を見せる。 「新井先輩…」 「学校! もう行かないと、遅刻しちゃうよね? 行って!!」 「えっ…」 戸惑っている土屋くん。 「ほら、行って!!!」 「はい! 失礼します」 土屋くんが私に頭を下げる。 「うん。 じゃあね」 土屋くんが私の横を通りすぎると、左に曲がり、姿が見えなくなる。 「私も好きですよ。 私も好きです」