ホストの憂鬱

愛ちゃんは微笑みを俺にかえし、「コーヒーいれるね」と言ったので、俺は「うん」とこたえた。

さりげないやりとりだと愛ちゃんは思ったんだろうか?

俺にはとてつもなくすごい事がおきてると頭がパニックになっているのに。

目が覚めたら好きな女の子が側にいて、一緒のベッドに寝てた事実、そして二人でモーニングコーヒーをこれから飲もうとしている。

こんな展開が本当にあるなんて思いもしなかったことだ。