ホストの憂鬱

どれくらい飲んだのだろうか?

マスターと二人で乾杯一気を繰り返し、俺は満足に愛ちゃんと会話をしないまま記憶が曖昧になって覚えているのは愛ちゃんと二人でタクシーに乗る記憶が曖昧に覚えている事だけだった。

気付いた時には、俺の家とは違う天井に横に寝ている愛ちゃんの姿だった。

愛ちゃんとの距離はわずか数ミリで、睫毛の長いことが一際強調されて、俺の目にうつっていた。

何かしたのだろか?

俺はベッドから起き上がり上半身が裸で、下は下着だけなのを確認した。

次に愛ちゃんの衣服を確認しようと、上にかけられた布団をそっと持ち上げる。