不幸への始まりはあまりにも緩やかで、穏やか過ぎる始まりでした。



ー4月ー


またお前と一緒かよ<font color="#9900CC"><font color="#9900CC"><font color="#9900CC"><font color="#9900CC"><font color="#9900CC"></font></font></font></font></font>
あたしだっていやだよ<font color="#FF0000"><font color="#FF0000"><font color="#FF0000"><font color="#FF0000"></font></font></font></font>
そんなどこにでもあるような会話もあたしにとっては幸せだったんだ。
あいつに出会って。
あたしはなぜかあいつと居る理由を探してた。
いつからだろう。
あたしにはあいつと一緒にいる時だけは・・・。
一年生が新しい制服に身を包みまだ着こなせない子も先輩と話せた!なんて照れながら話してた。
なんて可愛いんだ<font color="#FF9900"><font color="#FF9900"></font></font>
だけど、その先輩はあいつだったんだ。
そうなんだ。あいつモテるんだ。
モヤモヤ。なんだかイライラ。ピピッ。プルル。

「あたし。」
何だよ。
「おい。お前暇だろ。今すぐ玄関に来い。」
意味分かんない。なんで。こんなにイライラしてんだ

何だよ。俺練習あんだよ。<お前今日からあたしの命令は絶対な。
は?意味分かんない。
<いいから。絶対な。
大丈夫か?具合でもわ・
<ッ触んな!フェ・・・。なに泣いて、
<お前が悪いんだよ。(泣)何でお前なんだよ(泣)
よりによって。
もっと別のやつだったら
どんなに楽だろう。
好きって伝えることがこんなに辛いなんて。
ウシナイタクナイヨ。
ダレモアイツニフレサセナイ。なんて言えないけど、せめて二人きりの時は
特別でいさせて。