僕のとなりで。

『具合い、大丈夫?』

車を降りるサヤカに尋ねた。

『うん、大丈夫。送ってくれて、ありがとう。ごめんね、心配かけて。』

いつもと違うサヤカ。

『そっか。ゆっくり休んでね。じゃあ、また。』

そっけないサヤカに、なんて声を掛けていいか分からず、それだけ言って帰った。



♪~♪~♪~

家に帰って、しばらくすると、カズヤから電話が来た。

『どうしたの?』

僕が言うとカズヤが一言。

『サヤカちゃんとどうなった?』

また、その話。

『どうって、別に。ただ家まで送っただけ。てか、カズヤ余計なコト言い過ぎ。』

『俺は、思ったこと言っただけだよ。リョウスケ、サヤカちゃんのこと気になってんだろ?』

カズヤの言葉に焦った。

『気になってるっていうか、ただ、ちょっと変わったコだと思って…。それだけだよ。』

正直、本当に好きかどうかなんて分からなかった。

『リョウスケは、サヤカちゃんに会って変わったと思うよ。恥ずかしがって認めないけど、お前はサヤカちゃんのこと好きだよ。』

カズヤが言うことも分かるけど、好きかどうかハッキリしないんだ。

というより、人を好きになることが、どういうコトなのか…それが分からない。