僕のとなりで。

『リョウスケ、ありがとね。そんなブッチャケ話されたら、俺行かないわけにいかないじゃん(笑)。』

ユウに笑顔が戻った。

『行くって、病院?』

期待をこめて言う。

『うん。めちゃめちゃ怖いけど、リョウスケがアツく語ってくれたから、なんか俺も、アツくなんなきゃいけない気がしてきた。てか、アツくっていうより、弱ってる人間に弱音吐いたカンジ(笑)?
…。
でも、弱音も吐ける仲間がいてよかったよ。』

いつもふざけてばかりのユウのマジな言葉だったから、ビックリした。

だけど、ユウの言葉が染みた…。

『じゃあ、行こうか。』

僕の声にユウが立ち上がると、携帯を取り出してメールを始めた。

『カズヤに?』

ユウが首を振る。

『ま、いいけど。先に車にいるよ。』

そう言って、僕は部屋を出た。

しばらくして、ユウが車に乗り込み、

『俺さぁ、カズヤよりリョウスケの方が、人の傷みとか分かると思ってんだ。こういう時、カズヤは、確かに頼れるけど、指示的なものしか言ってくれない気がして。リョウスケなら、一緒に泣いてくれんじゃないかなって思った。やっぱ、リョウスケに言ってよかったよ。』



ユウのおかげで、僕の居場所が確認できた。