「ほら、大学に弁当持参の子なんてなかなかいないだろ? しかも手作り。
食べてみたいなぁって思ったんだけど……。
ん~、まぁいいや!
変なこと言って悪かったなっ!」
「あ、待って!」
「……さくらちゃん?」
じゃあ、と片手を挙げて去ろうとする安達くんを呼び止めてしまった。
きなこちゃんも、振り向いた安達くんも驚いた顔をしている。
「う~んと……。
ずっとは無理だけど、明日から一週間くらいなら、いいよ?
安達くんの分もお弁当、作るね?」
一瞬目を見開いた安達くんはその後ふわりといつもより優しい笑顔を浮かべて「おお、楽しみにしてるな」と嬉しそうに去っていった。
きなこちゃんに不思議がられた。
食べてみたいなぁって思ったんだけど……。
ん~、まぁいいや!
変なこと言って悪かったなっ!」
「あ、待って!」
「……さくらちゃん?」
じゃあ、と片手を挙げて去ろうとする安達くんを呼び止めてしまった。
きなこちゃんも、振り向いた安達くんも驚いた顔をしている。
「う~んと……。
ずっとは無理だけど、明日から一週間くらいなら、いいよ?
安達くんの分もお弁当、作るね?」
一瞬目を見開いた安達くんはその後ふわりといつもより優しい笑顔を浮かべて「おお、楽しみにしてるな」と嬉しそうに去っていった。
きなこちゃんに不思議がられた。



