「納得いかないっ!
さくらちゃんあんなに一途に想ってたのに! 嬉しそうに秋中さんのこと話してたのに! 初めての一目惚れだったのに!」
「き、きなこちゃん落ち着いて……?」
納得、と言われても。
一気に捲し立てるきなこちゃんを宥める。
あれ? これって逆じゃない?
声大きいし、なぜか私より憤慨してるし。
ジンジャエールをストローでいつもより高速でくるくるかき混ぜるきなこちゃんの隣では、留奈さんがビールを勢いよく煽った。
「くぅ~!!
やっぱ最初の一口は格別よねっ!
そっれにしても、秋中さんも思わせ振りよね~。好きな人も彼女も居ないって言ってたのにね。感じも良かったしさぁ」
「……ただ、愛する妻が居たんですね……」
私の一言に、二人は押し黙ってしまった。
さくらちゃんあんなに一途に想ってたのに! 嬉しそうに秋中さんのこと話してたのに! 初めての一目惚れだったのに!」
「き、きなこちゃん落ち着いて……?」
納得、と言われても。
一気に捲し立てるきなこちゃんを宥める。
あれ? これって逆じゃない?
声大きいし、なぜか私より憤慨してるし。
ジンジャエールをストローでいつもより高速でくるくるかき混ぜるきなこちゃんの隣では、留奈さんがビールを勢いよく煽った。
「くぅ~!!
やっぱ最初の一口は格別よねっ!
そっれにしても、秋中さんも思わせ振りよね~。好きな人も彼女も居ないって言ってたのにね。感じも良かったしさぁ」
「……ただ、愛する妻が居たんですね……」
私の一言に、二人は押し黙ってしまった。