生前彼が住んでいたという町はずれの小屋に墓があると聞き、こうして会談の後にやってきたわけだが…
いざその死の証を目の当たりにすると…やはり、虚しさを感じずにはいられなかった。
そっと墓石に近寄り、祈りをささげ…花を手向ける。
海風に吹かれ花は揺れ…心も揺れた。
「酷く懐かしく…あまりにも辛い。」
異国の地と言えど…その光景は最後のデヴァーデンとよく似ていた。
嗚呼、できることならばもう一度会って話がしたかった。
そしてちゃんと、報告がしたかった。
今の私があるのは、あの時彼が私を人に戻してくれたから。
まだ幼かった私に貴方が教えてくれたから。
貴方のお蔭だと…会って感謝を伝えたかった。

