滅びの彼方



フィレンツィリア国王を初めて見た時、私は目を疑った。

まるで、かのデヴァーデン国王に瓜二つ。


予想外の出来事に会談中も動揺を隠せるわけもなく…

思わず、



「ローレンツ=オーギュスト・イルデンを知っているか。」



と、聞いたところ、とんでもない返答が返ってきた。


それは、


“ローレンツ=オーギュスト・イルデンは自分の父親である。”という事実と、

“かつての陰謀に巻き込まれ、前フレンツィリア国王に殺された”という悲しい事実だった。