滅びの彼方





目の前に広がるのは、どこまでも残酷な海だった。


それ以外、何もなかった。


街も民も人も動物も存在しない。
もう、そこに陸などなかった。






私が滅ぼそうとしていた国には、

たった一人の王しかいなかったのだ。






唖然として膝から崩れ落ちた。



何も見えなかった昨日とは違い、今日は全てが見える。