滅びの彼方



じっと見過ぎてしまったようだ。


「そんなに気になる?」


王は自らもスープに口をつけながら、ふふふと笑みをこぼした。



「…す、すみません…悪気はないんです。ただ…」


「ただ?」


「あまりにも…その、人並み…といいますか…。あ、その…」


「ははは。」


「こっ、言葉が過ぎました、大変申し訳ありません…!」



慌ててひれ伏す私に、気にしないでと呟く王の優しさが、私を余計に戸惑わせた。

王とはどういうものであるか、一体それはなんなのかと思えてくる。


それから暫くの間沈黙が続き…スープが無くなった。