恐る恐る後ろを見てみると




王子スマイルをした藍斗がいた。




「愛どこ行ってたんだよー。探したんだぞ」




猫を被ってるせいか口調が優しい。…じゃなくて!




「なっ…なんで探してたの…?」




「なんでって…愛に会いに行くため?」




そう言って私を抱きしめた。