二江川くんを思い出すだけで、震えが止まらなくなる。 あの声、あの目。 いつもとは全然違う二江川くんだった。 あの時、樹くんが来てくれなかったらあたしは今、どうなっていたんだろ。 学校に行ったら会わないといけない。 怖いよ……。 薬を飲んだせいか急にすごい睡魔に襲われて、あたしはもう一度眠りについた。