「いいよ。好きって言わなくても伝えてくれたら。」


ドクン…ドクン…ドクン…。



心臓の動きがすっごいはやいよ。

音、聞こえてなきゃいいけど。



「いいか?学校遅れるぞ?」


あ、それはやばい。

二回以上は遅刻できない!!


あたしは走り出す。

そして、樹くんも走り出す。



樹くん、あたしの初めての彼氏。