「萌心、帰るぞっ。」 放課後、樹くんが迎えに来てくれた。 荷物を持って、七海にバイバイを伝えて樹くんの元へ行く。 「帰ろうぜ。」 あたしはコクリと頷く。 したにあった少しの段差につまづいてあたしがこけると、 「萌心、バカだなっ。」 と笑ってくる。 その笑顔を見るとドキッとする。 まだ会って二日だけど、 あなたが好きです。