「一緒に帰ってくれる?」 「毎日ですか?」とかみに書いて、首を傾げながら樹くんに見せる。 「あたり前じゃん。」 あたしはにっこり笑って、グーサインを樹くんに突きつけた。 「よし、じゃあクラスで待っといてや。」 ビシッと敬礼を決める。 「約束な。」 グーサインを樹くんにする。 「萌心、グーサイン好きだろ。」 えっ…なんかバレてる。 あたしグーサインするの好きなんだよね。