「はよっ。」 朝、あたしが家を出ると樹くんがいた。 なんでいるの? 「一緒に行こうぜ。」 コクリ頷いて、急いで階段を下りる。 理由はわからないけど、嬉しかった。 「俺と一緒に帰らねえ?」 え………っ? いいのかな?あたしなんかと帰ってくれるのかな? 「あたしなんかと帰ってくれるの?」と紙に急いで書いて見せた。 「お前だから一緒に帰りたい。」 うおおおおおおっ‼︎ やばいっ。 しんじゃいそう。