「樹、おかえり。」


樹くんは夕くんに「ただいま。」と言い、親の方へ行く。


そこでは「よく帰ってきたな。」「うん。」と言う会話が行われてるように見えた。



「樹くん、帰って来てよかったね。」


七海が言ったのに対してあたしは深く頷く


本当よかった。





そう心から思ってるはずなのに、




なにかまだすっごく不安で、身体中の震えが止まらなかった。