「萌心!」


あたしがバスの停留所に着くと、学校の先生2人と樹くんのお父さんとお母さんと、七海と夕くんがいた。


七海と樹くんと夕くんは、英語の補修の日に仲良くなったって聞いた。



「大丈夫だよね?帰ってくるよね?」


不安そうに言う七海にあたしは頷く事だけしかできなかった。


プーップーッ


バスが来たけど、降りてくる人は知らない人ばっかり。


バスは過ぎ去ってしまった。