「じゃ、刺せよ。殺したいんなら、刺せばいいじゃねえか。」


こいつにそんな勇気なんてない…多分。



「えっ…でも…。」


「そんな意気地無しだから、母ちゃんも褒めてくれないんだよ!」


「僕は…意気地無しじゃない…‼︎」


そう言って、二江川は包丁を俺に向けて走ってくる。


正直言ってすっげえ怖い。



グサっ


すごい痛みがはしった。