声で君に伝えたい。



萌心が目を覚ました。


「悪りい。起こしたか?」


萌心は首をふる。


「大丈夫か?」


ボードはどこ?みたいな顔をするから、隣にあったボードをとってやった。


「大丈夫だよ。」

と今日はいつもと違う可愛い丸い字で書く


大丈夫じゃないくせに、大丈夫とか言うなよ。



「無理すんなよ。」

萌心は笑顔でコクリと頷く。